名古屋市港区にある眼科、安井眼科医院

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やすいコンタクト

やすいコンタクト

現在、コンタクトレンズは使い捨てタイプからカラーレンズ、乱視用レンズまで開発され、種類も豊富で汎用の時代に入っています。
使い捨てソフトコンタクトレンズが主流ですが、結膜炎や表層性角膜炎などの障害は決して少なくありません。
やすいコンタクトでは、日本眼科学会認定眼科専門医がコンタクトレンズユーザーの眼の管理をしながらコンタクトレンズを提供したいと考えています。
1.中高生の初めての方やコンタクトレンズを使ってみようか迷っている方には、無料お試しも実施しております。
2.強度近視・円錐角膜などで視力が出にくい方・遠近両用コンタクトレンズを希望の患者さんにはサンコンタクトレンズを予約・作成しています。

コンタクトレンズの障害

原因はレンズの濫用(例えば、期限切れレンズの使用、長すぎる装用時間、眼の調子がよくないにかかわらず装用を続行)が主となり、さまざまな病態にいたりますが、失明にいたるような疾患はまれです。

表層性角膜炎

角膜(黒目)に細かい傷ができる疾患で、ハードコンタクトレンズユーザーの患者では時計でいう3時・9時にできやすい特徴があります(3°9°stain)。初期症状はごろつき感や充血で、ひどくなると、涙が止まらずに眼が痛くて開けられなくなったりします。さらには、角膜上皮がはげおちて角膜びらんや角膜浸潤、ついには角膜潰瘍にいたる事もあります。

○治療:コンタクトレンズの装用中止、人工涙液・ヒアルロンサン製剤の点眼。

アレルギー性結膜炎(巨大乳頭性結膜炎)

ソフトコンタクトレンズユーザーに多い結膜炎で、原因はコンタクトレンズに付着した汚れだと考えられています。症状は眼の痒み、目やに、充血、特に、まばたきするとレンズが一緒にずれるような違和感が特徴的です。治療はコンタクトレンズの装用中止が有効で、点眼薬で経過観察しながら装用を続行することも可能です。

○治療:コンタクトレンズの装用中止、抗アレルギー剤・消炎剤・抗菌剤の点眼、乳頭切除術など。

角膜潰瘍(アカントアメーバ角膜炎など)

重度の結膜炎や表層性角膜炎にかかわらずコンタクトレンズの装用を続行した場合や、コンタクトケースの中の細菌やウイルス微生物の増殖が原因となり起こるまれな疾患です。いったん罹患すると、難治性で最終的に角膜移植などの手術が必要となったり失明の危険の可能性もあります。緑膿菌やアカントアメーバによる潰瘍が要注意です。症状は視力低下、激しい疼痛や充血、多量の目やになどです。アカントアメーバ角膜炎では、患者さんの訴えがどこの眼科へ通っても治らないことが特徴的です。

○治療:抗菌剤・抗炎症剤・ステロイド剤などの点眼、角膜掻爬術など

コンタクトユーザーの皆さまへの助言

眼の調子が良くない時、例えば目やにがいっぱい出る、充血がひどい、レンズを何回洗ってもすぐに汚れてかすんで見えるような時は、まずレンズの装用時間を短縮するか、思い切って1週間くらい装用中止することを勧めます。家に帰宅されたらすぐにレンズを外すのも、眼を休ませる手っ取り早い方法です。
それでも眼の調子が改善しない時には眼科受診を考えてください。どんな病気でもそうですが、我慢しすぎてひどくするのはよくありません。多少早めの受診を心掛けるとよいです。加えて、私コンタクトレンズをきちんと管理していると言われる皆さまでも、コンタクトレンズのケースが汚染されている場合があります。MPS(マルチパーパスソリューション)は、単体で洗浄・すすぎ保存が可能な製品ですが、消毒力が弱く、レンズケース内にバイオフィルム(細菌の膜のようなもの)ができやすい側面があります。週に最低一回はケースの中を歯ブラシなどでこすり洗いしたり、洗浄保存液を購入した際に付属している新しいケースに、その度に交換するとよいでしょう。